DENGEKI PLAYSTATION ONLINE

『悪魔城ドラキュラXクロニクル』ドラキュラ攻略ブログ

第5回 【攻略動画】ステージ5’背面打ち

【背面打ちは偶然か必然か】

 議論の発端(ほったん)になったのは、1つのシーンだった。
『悪魔城ドラキュラXクロニクル』電プレオンライン特製動画の「ステージ5’(上ルート)」版を見た某編集さんいわく、「やっばいミスしてたじゃないですか」というのだ。争点となったのは再生時間4分00秒のシーンだ。ここで私はメディウサヘッド(飛来する生首の敵)をリヒターの背後で迎えうつ“背面打ち”で倒している。「狙ってやったんだ」と主張する私に対して、某氏は「ミスしたけど、運がよかっただけですね」と譲らない。
 あの動画は、メディアワークスが贈るパフォーマンスとして企画されたものだ。そのうえで仕事を受けた以上、私はプレイに妥協を許さなかった。スケジュールの都合があったため、細かいミスが残っているのは勘弁いただきたい。ただダメージに直結するとか、ダメージを受けなかったのは運がよかっただけというミスがあれば、情け容赦なくボツにして動画は撮り直した。そうして仕上げたプレイを“やばいミス”呼ばわりされては、私の面目(めんもく)丸つぶれである。
 今回お届けする、第3弾の動画アップにいたった。

【背面打ちのメカニズム】

 そもそも背面打ちとは何なのか。
 ひと言でいえば、それは背後の敵をムチで倒す離れワザのことである。リヒターはムチを正面に向かって振るので、原則的には前方の敵しか攻撃できない。しかし、じつはムチを伸ばしたときに一瞬だけ背後にも攻撃判定(※1)が発生している。この仕様を活用することで、敵に背中を向けたまま攻撃することも不可能ではない。それが背面打ちと呼ばれるワザだ。本作をやり込んでいる人なら、操作ミスしたときに偶然、後ろ側の敵を倒せた経験が1度や2度あるだろうから、存在そのものはワリと知られていると思う。
 担当編集さん(上記の某氏とは別の方だ)にはこのワザをわかりやすく伝えるために、「ムチには振りかぶったときにも当たり判定あって、背後に攻撃できる」と説明し、ブログ中でもそのように紹介してもらった。実際のところ、鍵(カギ)装備中には方向キー上+□ボタンで鍵を振り回せるが、このときには振りかぶった鍵にも当たり判定があり、背後への攻撃に応用可能だ。
 ただムチに関して厳密に語るなら、その攻撃判定はリヒターの胸元から正面に向かって一直線にしか発生していないと思われる。ムチを伸ばした瞬間、リヒターの上半身は一瞬だけ前傾するワケだが、このときリヒター自身の当たり判定(※2)よりも、ムチの攻撃判定が外側に飛び出した状態になるのだろう。コトの真相は開発者に話を伺わないと最終確認できないが、私はプレイを通して、およそ上記のようなメカニズムになっているのだろうと結論している。
 しかしいくら背後に攻撃判定が発生しているといっても、それは一瞬だけのことだし、リヒターの首筋付近のわずかな範囲に限られる。そのため背面打ちは、一撃で仕留められる敵がナナメ上方向から迫ってくるとき、絶妙なタイミングで□ボタンを押さないと成功させることができない。

 

080219_adx_5u2.jpg
■PSP『悪魔城ドラキュラXクロニクル』ステージ5'上背面打ち
(約10MB、wmv形式ファイル)

 

【今回の動画では……】

 今回アップした動画では、ステージ5’(上ルート)で中ボスを倒した直後からボスステージに進む直前までを収録している。注目してほしいのは、中盤でメディウサヘッドを背面打ちで倒すシーンだ。せっかくなのでこのワザは10連続で披露してみた。□ボタンを押すベストなタイミングさえ身に付けているなら、敵が理想的な角度で突っ込んでくるパターンを作るだけで、この動画のように背面打ちは何度でもキメることができる。
 ちなみに先日アップした動画でもこのパターンで背面斬りを1回披露する予定だったのだが、パターンに誘い込む込む前に、たまたまいい位置関係で敵が迫ってきた。そこで瞬時に「イケる!」と判断して、攻撃を背面打ちに切り替えて仕留めている。このほうが見ごたえがあると思ってネットへのアップバージョンに採択したのだが、瞬時の判断が操作ミスと受け取られるとは考えていなかった。
 また今回の動画では、リヒターがサブウェポンの鍵を持っている点にも注目していただきたい。ステージ5’のなかでは鍵など出ないワケだが、上級者ならスコアや残り人数をヒントに、この鍵の入手ポイントぐらいは見破れるだろう。リヒターが1度でも力尽きれば鍵を失ってしまうのはいうまでもない。わざわざやり直しがメンドウな状況を作って背面打ち10連発をやってみせたのは、運に頼り切っていないことを示す、私のささやかなコダワリと受け取ってもらっていい。
 なお背面打ちとは無関係な話になるが、動画中ではときどきアイテムクラッシュを使ってみた。意味なくやっているワケではなく、これには敵の攻撃を回避するという目的がある。鍵や斧といったサブウェポンを所持しているときにアイテムクラッシュを発動させると、リヒターは準備動作で空中に浮かび上がって無敵状態(※3)をキープできる。先日アップした動画(下ルート版)でも、再生時間5分58秒ごろにムチのアイテムクラッシュを使っているが、あれはボスの吐く炎を無敵状態でかわすために行っているのだ。あわせてチェックしておくといいだろう。

【総括】

 さて、この背面打ちが攻略にどんな使い方ができるかという話になると……じつのところ実用性はまったくなさそうだ。通用する敵はメディウサヘッドとノミ男(ピョンピョン跳びハネる敵)ぐらいなものだし、わざわざ使ったからといって、有利になる局面があるとは考えにくい。結局のところ、大道芸の1つに過ぎないだろう。
 しかしそんな大道芸が見る人を感動させ、「オォ〜ッ!」という感嘆のため息を呼び起こす。そこに私は本作、そして横スクロールACTらしさが現れていると思う。当たり判定がキメ細かく作られ、自分と敵との位置関係がプレイヤーに明確に伝わるACTでないと、こうはいかない。3D・ACTは一見ハデでカッコいいが、“プレイに込められたスゴみ”を画面上で表現しようとしても、この域には到底行きつかない。本作を遊んだことがない人はぜひ実際にプレイして、大道芸をパフォーマンスに昇華させる力とは何かを、みずからの目と腕と心で感じ取ってほしい。

【追伸】

 そうそう、言い忘れていた。ガンコな某編集さんもこの動画を見たあとは、さすがに黙ってカブトを脱いだ。いかなる疑惑も事実の前には沈黙する。もっとも“事実”は、ただ真理であるだけでは不十分で、説得力というか、分かりやすさも不可欠だろう。それがわずかな動画で事足りるにも、横スクロールACTだからこそできたことといえる。

 私はまた1つ、『悪魔城ドラキュラXクロニクル』に借りができた(私が助けられた)気がする。

 

※1「攻撃判定」
 ムチを振ったとき、敵にダメージを与えうる範囲のこと。

※2「当たり判定」
 敵もしくは敵の攻撃に対して、プレイヤーキャラが接触する範囲のこと。

※3「無敵状態」
 リヒターの当たり判定がなくなり、接触の心配がない状態のこと。クロスなど、アイテムクラッシュの準備動作がデモで実行させる場合には、ゲーム画面で無敵状態の恩恵を受けられないこともある。

※『悪魔城ドラキュラXクロニクル』の公式サイトはこちらです。

電撃プレイステーション オススメストア

ルパン三世
「カリオストロの城」
(Blu-ray)

ぜひハイビジョンでコレクションしておきたい、宮崎駿監督の名作劇場アニメです!! 価格も比較的抑え目?

}KWXg

  • dPlayStation
  • dPSP
  • dPS2
  • dA[P[hJ[hQ[
  • dICD
  • dc
  • dG's Magazine
  • dGirl's Style
  • fQLjeh[DS
  • dDS&Wii
  • L
  • du}j
  • du}j
  • dU{