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『Myself;Yourself』声優ロングインタビュー第13回
日高佐菜役・立花慎之介さん(前編)

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●立花慎之介さん PROFILE
声優、ぷろだくしょんバオバブ所属。主な出演作品……「ロミオ×ジュリエット」ペンヴォー
リオ役、「ふしぎ星のふたご姫Gyu!」トーマ役など。 

 

 前回までは女性声優陣へのインタビューをお送りした、『Myself;Yourself』のロングインタビュー。今回からは男性声優2人へのインタビューをお届けしていく。まず最初は、主人公の1人、日高佐菜役の立花慎之介さんが登場。
 主人公=プレイヤーであるために、佐菜役の立花さんが声をあてたのはもう1人の主人公、若月修輔ルートのみだったそう。佐菜=プレイヤーで、彼の物語が展開する佐菜ルートでは逆にまったく声が出ないというわけだ。インタビューでは、この特殊なアフレコについても語っていただいた。

5年ぶりに故郷に帰っ
てきた、主人公の1人、
日高佐菜。高校2年
生で優等生的な性格。 

 

子安さんにおいしいところを持っていかれない
キャラにするためにはどうしたらいいか悩みました

――演じられた佐菜の印象を教えていただけますか?

立花慎之介さん(以下立花、敬称略):そうですねぇ……深く考えているようで、じつは何も考えてなかったりだとか。周りのことを気づかっているふうに見せながら、じつはただの天然だったりだとか。そういうところがちょっとおもしろいなって思いました。それに、もう1人の主人公の修輔とは違って、根っから人のことを考えてあげられるところも……。それでいて、そんなにイヤミなことを言わずに、きっと周りからしたわれるようなタイプなんだろうなと、そんな第一印象を受けたキャラですね。

――ゲームやマンガの主人公にありがちな、最初から異様にモテモテというタイプではない?

立花:
いたって普通ですね。逆にその普通でさわやかで素直なところに、まわりは惹かれていくんじゃないのかなぁと。明らかに「僕モテます!」っていうタイプじゃない……自分からそういうことを言う子じゃないと思います。

――立花さんご自身と佐菜を比較されていかがですか?

立花:このさわやかさは見習いたいですね(笑)。絶対裏で悪いこと、黒いこと考えてないなところ。どっちかっていうと僕、修輔っぽいのかなぁ。修輔もそんなに黒くないんですけど、微妙に黒い部分があるので(笑)。自分のこの黒い部分を消さないと、佐菜は演じられないって思っていました(笑)。

――では、佐菜は演じにくかったんでしょうか?

立花:いえ、じつは逆に演じやすかったんです。ひねくれてないぶん、ストレートに、さわやかにこの子はいいんだろうなと。アフレコのときも、スタッフの方からの注文はとくにありませんでした。

――資料に「声質はわりと高くて涼やか、美少年的」と書いてあるんですが、ご自身の考える美少年的な声ってどんな声なんでしょう?

立花:美少年的な声? それを言葉で言う? どう表現する?(笑) 美少年的な声……なんだろうなぁ? 「美少年」ってって言われたときに、僕は石田彰さんを思い浮かべるんですけど。美少年的な声って言われるとそういうイメージがありますね。
 そういえば最近、美少年とか美しいとかそういうキャラを演じる機会が多い気がします。でも、性格がひねくれてる場合が多い気もしたりとか(笑)。

――ご自身が演じられてきたなかで、さわやかなキャラはめずらしい?

立花:割合的にはさほど多くないかなぁ? 違う見方をすると、こういう女の子がたくさん出てくるような話じゃないと、さわやかな主人公ってあんまりいないのかなぁと。他の作品とかって、主人公が葛藤を抱えながらっていうのを前面に出したりとかするけど、この作品はさわやかな青春ドラマですから。

――一緒につるむ修輔役がベテランの子安武人さんということで、プレッシャーは感じますか?

立花:いや、プレッシャーっていったら他の女の子のキャスティングのほうがプレッシャーですよ、みんなガチなんですもん(笑)。たぶん、新人って僕と村田あゆみさんくらいじゃないですか? あとはもう、それこそ何年も経験されている方ばかり。そういう意味では負けたくないっていうのもありますし、まわりのみなさんがそれだけのものを作ってくるので、僕だけショボイ演技をしてしまっては作品全体的によろしくない。そういう意味でも、台本をもらったときにはしっかりキャラクターを作っておかないどダメだろうなって思いました。
 あと、子安さんは絶対おもしろく作ってくるだろうなっていう(笑)。それがあったので、そこにおいしいところを持っていかれないキャラをするにはどうしたらいいんだろうなって悩みました。

――ゲームだと1人でアフレコするので、さらに予想しにくいですよね。

立花:しにくいですねぇ。絶対、予想外にかみ合ってないところがあると思うんですけど(笑)。

――きっとそこは収録スタッフがうまいこと調整を……。

立花:やっていただいていると僕は信じてますよ〜。そういう意味では、まわりの方たちにしっかりやっていただけるので、胸を借りてやらせていただければいいかなっていう安心感もありましたね。

――印象に残っているシーンやセリフはありますか?

立花:なんだろう、どこだろう? 本編を知らないからどんなセリフがあるのかわからないのですが(笑)。

――「どういったシーンをアフレコされたのでしょうか?」と、うかがったほうがいいんでしょうか?

立花:僕が声をあてたルートのなかだと、ちょっと都市伝説みたいなルートがありまして。そういう都市伝説ものって僕、大好きなんですね。ちょっと神隠しみたいな話があったりだとか、そういう普通の純愛学園ドラマじゃないルートもあったりとかしたので、そういうのがおもしろいなぁって。台本を読んでいて、これおもしろいなぁって思ったシーンはそういうところですね。

――そのルートでは、みんなでワイワイ冒険を?

立花:ワイワイではないかなぁ……女の子同士でもめちゃって、もめていくのと昔あったできごとがシンクロしていくシーンがって。推理ものとか結構好きなので、そういうところがいいなぁって思いました。
 セリフなんだろうなぁ。印象に残ったセリフっていうか……そうなんですよね、僕、誰にも告白してないんですよね。あはははははっ! 今あらためて思い返してみたら、そうだ!(笑)。

――基本的には修輔ルートでしか、佐菜の音声は聞けないんですか?

立花:そうなんですよ! だから、女の子に告白してるであろう佐菜ルートのアフレコはなかったんですよ。修輔ルートでは修輔は告白するんですけど、そのときは佐菜は完全にサポーターなんで、結局声付きの告白は一カ所もないという(笑)。

 

このインタビューの後編は9月17日(月)に掲載予定です!
(C)ささきむつみ/イエティ/Regista

 

『Myself;Yourself』
■メーカー:イエティ
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2007年11月29日予定
■価格:7,140円(税込)/初回限定版10,290円(税込)

■関連サイト
立花慎之介オフィシャルサイト
『Myself;Yourself』公式サイト
イエティ
レジスタ

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